患者視点医療と医薬マーケティング
お飾り言葉でない患者視点を追及していきます
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いま、NPOのチャイルド・ケモ・ハウスさんが、夢の病院をつくろうPROJECTを始められています。
病気の子ども、中でも小児がん専門の夢の詰まった病院をみんなでつくろうというコンセプト。
その病院に必要なアイテムごとに寄付をし10億円集まれば創設するというモデルで、
必要なアイテム(備品や施設用具)は、寄付する側もアイデアを出すこともできます。
企画から参加できる寄付というのは、特徴的ですね。
さて、言わずと知れたキッザニア、開園以来満員御礼長蛇の列、子ども達に大人気です。
入り口まで連れ添う親や引率者(教師など)は、園の中ではガラスのゲージの外の傍観者でしかありません。
子どもは主役として学びと社会の接点に触れ、働かざる者食うべからずな社会の一面も垣間見ます。
キッザニアで体感した子どもにとって、そこで触れる社会は、日常の延長にあるものです。
「夢の病院」のアイテムとしては、きれいに拭けるタオル、待っていても飽きない待合室、パタパタと
音のしないナースシューズ、うるさくない空気清浄機、家のような病院、家や学校とずっとつながっている
テレビ電話、、、などが候補に挙がっています。程度の差はありますがどれも“あったらいいな”です。
小児がんの子どもの入院日数は平均して長いこともありますし、病院という空間を日常に近づけるべく
ホスピタリティ面でストレス軽減を図ろうというのもわかります。
子どもにとって良いことというのは、保護者が決める場面が多く、このプロジェクトも親世代が
子どもにしてあげたいことという視点で寄付をするのでしょう。子どもに不憫な思いをさせたくないという
親心が先行していたとしても、子ども自身にとっても喜ばれるホスピタリティが、あるのだと思います。
最近は寄付や社会貢献もモノを与えるのではなく、モノの作り方を教えるアプローチが多く見られます。
子どもの防犯ということで、護身の体験講座を開催する取り組みをされている方もいらっしゃいます。
病気と向き合う患児のために、必要だと思うことは人それぞれの視点があると思います。
クリニクラウンのように人が病院にやってきて遊びとユーモアを創る、パソコン等を院内に導入し、
ゲーム性ある学びができるようにし学力の遅れを感じさせないようにし、病気と向き合うモチベーションを
高めるようにするなども一つでしょう。箱ありきでなくてもできること、です。
また、小児がんの子どもの治療のために、地方から東京に一時的に移り住まれる方もいらっしゃる中で、
施設という視点であれば、一つの施設に集中させないで、また新しく作るというだけでなく
コアな機能を既存の病院にもアドオンでき地方でも横展開できるやり方もあるかもしれないですね。